2012年4月11日水曜日

検反職人part2


その昔(50年程前?)、検反機というものがなかったので、当時はこのように

反物を膝に置き、手で織物を巻き取りながらキズのチェックしていたそうです。

後半は巻き取った反物が太くなっていくため、回転させるのが大変そうです。

もちろん、その頃は反物の巾も狭かったのでスムーズに行えたのですが、

現在の主流である広巾では無理な動きですね。

織り上がったばかりの何十mもの織物を、一度全部巻き直す訳ですから、

キズのチェックだけでもとーっても時間のかかる作業です。

当時は1000mの織物があがれば、1000m手作業で、、、

いま考えると恐ろしい作業量です。

この日は訳あって、社長が手作業で自慢のジャガード(92cm巾)を1反検反してました。

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